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民族共生象徴空間『ウポポイ』の予約の仕方と行き方及び見どころ

うぽぽいポスター 旅行

ウポポイは日本の貴重な文化でありながら存続の危機であるアイヌ文化の復興・発展のための拠点で、2020年7月にオープンしたナショナルセンターです。

コロナの影響で2021年6月・8月・9月は臨時休業していました。

愛称『ウポポイ』はアイヌ語で「おおぜいで歌うこと」を意味します。

うぽぽいの施設

主要な施設として下記の施設があります。

現在、平日、土日祝日 9:00~17:00 休館日 月曜日、12月29日~1月3日

1、国立アイヌ民族博物館

先住民族アイヌの歴史と文化を主題とした日本初、日本最北の国立博物館です。

1F ライブラリー シアター  2F 基本展示室

2、国立民族共生公園

先住民族アイヌの文化を五感で感じるフィールドミュージアムです。

ホールから工房・広場まで豊かな自然に囲まれた広大なエリアになっています。

うぽぽい共生公園

3、慰霊施設

過去に発掘・収集され全国各地の大学において保管されていたアイヌ民族の遺骨・副葬品のうち直ちに返還できないものについて「うぽぽい」に集約されています。

慰霊施設はアイヌ民族による尊厳ある慰霊の実現を図るとともに、受入態勢が整うまでの間の適切な管理を行うための施設です。

4、ショップ

お土産は施設内の3ケ所で購入できます。

1)エンタランス棟 ショップ ニエプイ

どちらかといえば軽い食べ物や記念品などのお土産が多くあります。

2)国立アイヌ民族博物館内 ミュージアムショップ

アイヌの歴史を感じる民芸品など少し高価な品が多いようです。

3)スィートカフェななかまど内 イレンカ

5、レストラン

すべて施設エンタランス外に3ケ所あり、施設入場後にも食事のために出入りすることができます。

1)焚火ダイニングカフェ ハルランナ

アイヌ由来の食べ物をゆったり頂けます。

2)ヒンナヒンナキッチン (フードコート)

普通の食事をフードコートでも頂けます。

3)カフェリムセ

道産子野菜カレーは美味しかったです。

うぽぽい昼食

うぽぽいの入場予約の取り方

うぽぽいは基本的に日付指定の1日券かシーズン券と事前利用日予約が必要です。

同時に事前チケットの購入民族博物館の入場整理券(無料)が必要です。ただし、中学生以下の方と障害をお持ちの方とその介護者1名はチケット購入は不要です。

チケット購入はクレジットカード決済かコンビニ支払いができます。(現在の入場者数では必要ないように思われますが、基本2000人入場を予測している仕組み前提のため事前予約・事前購入が原則になっています)

下のうぽぽい公式ホームページから確認ください。

うぽぽい事前予約
ウポポイ(民族共生象徴空間) NATIONAL AINU MUSEUM and PARK
ウポポイ(民族共生象徴空間)公式サイト。日本の北海道にあるアイヌをテーマとしたナショナルセンター。利用案内・プログラム、イベント案内等。

うぽぽいの行き方

うぽぽいへアクセスするルートは車(バス・タクシー含む)かJRです。

車の場合 (白老インターから車で10分) 駐車料金は500円/日かかります。

1、札幌方面(札幌北インター)から高速道路利用で約65分(白老インター経由)

2、新千歳空港インターから高速道路利用で約40分(白老インター経由)

3、函館方面(大沼公園インター)から高速道路利用で約2時間50分(白老インター経由)

JRの場合 (JR白老駅から徒歩10分)

1、札幌方面(JR札幌駅)から特急列車利用で約65分

2、千歳方面(JR新千歳空港駅)から特急列車利用で約40分

3、函館方面(JR函館駅)から特急列車利用で約3時間

うぽぽいの見どころと効率的な見学の仕方

私の見学経験から「うぽぽい」の見どころを半日で効率よく見学する方法を提案します。

まず、入場前にエンタランスで早めに食事をとりましょう。施設の中には飲食施設は無く食事をするには一旦出なければならないため。(チケットで出入りは自由ではあるが)

博物館の予約は事前に取らなければいけませんが、その時間帯であれば仮に59分でも入場できます。

なので先に体験交流ホール(ウエカリチセ)の入り口でアイヌ古式舞踊やアイヌの短編物語の映像の予約整理券を事前に受け取ってください (開演1時間前に座席番号のついた予約整理券をゲットできます) その後空いた時間帯に博物館の展示の鑑賞をすると効率よく回れます。(再入場可)

その後、アイヌの伝統的な生活空間のチセ群での定期的開催している演奏や紙芝居の見学をすることをおすすめします。

もう一つ是非行ってもらいたいのが、体験学習館のドーム型スクリーン映像体験です。比較的多くのドームスクリーンがあり頻繁に放映されています。アイヌの神カムイやキタキツネの目線で景色が楽しめます。

半日程度であればもの作り体験や工房での体験は諦めましょう。なぜなら現在の状況では教室や体験時間が限定されていることが多く、どうしてもアイヌ料理や伝統楽器など体験したいのであればシーズン券を購入してしっかり事前にタイムテーブルの時間を確認して予約をとったほうが確実です。

まとめ

現在『ウポポイ』の施設はコロナ禍の中、臨時休業や時短などをはさみながらインバウンドの観光客もほとんど来ないなか運営を続けています。

そういうこともあり、施設は混雑はしていませんが体験学習などはかなり実施が制限されています。

できればじっくり何度か訪問し、体験したい方は年間パスポートを購入いただいたほうがいいと思います。(1日入場券は大人1200円で年間パスポートは2000円のため)

また、旅行で1日もしくは半日で効率良くまわるのであれば先に記載した内容の記事を参考にしてうまく予約整理券をもらいながら見学してみてください。

最後にミステリーなうぽぽいPRキャラクターの「トゥレッポん」の正体はユリ根であることを付け加えておきましょう

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