北海道に転勤・移住で初めて住む方のためのブログ

増毛への大人の旅に札幌から日帰りで行ってきました

ドライブ 旅行

留萌~増毛の区間は平成28年12月をもって廃線になり、旅情漂うかつての終着駅の増毛は列車は来なくなっても、街の懐かしい情緒は今なおも息づいています。そんな増毛駅に行ってきました。

かつては北海道の日本海沿岸の各地は鰊の豊漁に沸いた。小さな港町であった増毛も明治から昭和初期にかけて浜はあふれんばかりの活気であったそうです。

今回は東京から出張で来られたかつてお世話になった方を誘い、車で片道2時間半かけて日帰りで出かけました。行きは札幌から高速で旭川方面へ深川留萌自動車道経由で留萌方面から入り、帰りは日本海沿岸の国道231号(オロロンライン)をひたすら走って戻りました。

増毛駅

現存する終着駅『増毛駅』は構内でぷっつりと線路が途切れる小さな終着駅でここも情緒深い。今では構内にお土産屋のみが存在するが、かつては駅付近に何軒もの旅館があり栄えていた。

増毛駅前には大きな無料駐車場があり、どこへ行くにもここから歩いて回るのが便利です。

増毛町駅前観光案内所

かつての増毛駅には駅の建物のみが残り、近くには増毛町駅前観光案内所があり、入ってみると高倉健主演の「駅 STATION」のロケ地でもあった居酒屋のセットがそのまま残されています。

国稀酒造

本間泰蔵氏が自家醸造を思い立ち明治15年創業から20年間は旧商家丸一本間屋敷内にある醸造蔵で酒造りを続ける老舗の酒蔵。正面に格子を巡らした店舗は古色漂うたたずまいで、歴史ある街並みでもひときわ目をひく建物です。蔵も公開されており酒造りの様子も見学できるし、お酒以外の商品の販売もしています。

9:00~17:00 無休 入場無料 無料駐車場 40台

旧商家 丸一本間家

丸一本間家は明治初頭から手広く商売を行った豪商です。ニシン漁の網元や呉服商のほか、酒造部門が現在の国稀酒造の源流となっています。明治に建てられた建物は歴史的にも貴重で重要文化財にも指定されています。

4月下旬から11月上旬の10:00~16:30 木曜定休(7・8月無休)入場料 400円 駐車場あり

寿司のまつくら

この辺りでは増毛近海で採れる海の幸『ウニ、ほたて、甘エビ、イカ、アワビ』が信じられないくらいのっている特上海鮮ちらしを頂きました。税込2900円と決して安い価格ではないですが、アワビまで入っているちらし寿司は私自身初めての経験でした。

名産は甘エビのようで、ちらし寿司以外にもエビをたっぷり用いた天丼も圧巻です。

午前11時過ぎに店に入ったのですが、オーダーして出てくるまで50分くらいは待ちましたが、おいしさの満足度が高く満足して帰りました。

10:30~開店 ネタが無くなり次第閉店 不定休 駐車場あり

増毛フルーツワイナリー

増毛の内陸部に位置し当地産のリンゴを素材に『増毛シードル』を作っている。

香料、砂糖などは一切使用せず自然製法から生まれる上質な味です。

そういう意味でも増毛は海鮮物とお酒そしてフルーツの町だといえます。

旅館富田屋

かつて多くあった駅付近の旅館の中で現存する貴重な旅館です。現在は改修工事のため休んでいました。

完成したら一度は泊まってみたい。

まとめ

増毛を「 ましけ 」と読める人はなかなかいないと思います。普通に読めば「 ぞうもう 」としか読めないですが、北海道での増毛の知名度は意外と高いです。札幌から2時間半と結構な距離がありますが歴史が薫る古き良き町です。大正、昭和のノスタルジアを感じます。道内で少し余裕のある旅ができるかたには是非立ち寄っていただきたい。ただ、鉄道は通じてないため車かバスで行くことになります。しかしながら昭和好きな方にはしっかりと旅行と構えて行く価値は充分あります。

国稀酒造の酒蔵の中に少し笑う面白い展示がありますので、現地で探してみてください。

ましけつるつる

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