最近コロナ禍ということもありなかなか遠方の旅行に出掛ける機会もなくなっていますが、関東在住の友人からの提案で今年になって日本の最北端である稚内・利尻方面への旅を考えてみました。
北海道は千歳空港を起点に札幌・小樽・旭川など近場の道央エリアを旅行される方は多いのですが、北海道は広大であり道東・道北・道南と距離は遠いのですがそれぞれのエリアでスケールの違った体験ができることもあり、今回北海道在住者でもなかなか手軽には行けない日本の最北端への旅を企画してみました。
現地へのアプローチ
本州から直接ANAなどの正規の飛行機便で現地空港へは時間を短縮できますが往復で7~8万はかかります。
一旦千歳空港を経由すれば時間はかかりますがLCC等で格安空港券などで安く道内入りができます。
利尻空港まで飛行機で入ればそこを起点に稚内までフェリーでの往復になります。
本州(羽田空港)からダイレクトで稚内空港へ
ANAで1日1便、所要時間1時間55分
千歳空港から稚内・利尻空港へ
ANAで利尻空港まで1日1便、所要時間50分
ANAで稚内空港まで1日2便、所要時間55分
札幌丘珠空港から利尻空港へ
JAL/HACで利尻空港まで1日1便、所要時間55分 (LCC価格でも片道1万3千円程度はかかります)
札幌から車で最北端へ
現地では車で回るのが一番効率がいいですが、札幌から稚内へは約330kmという過酷なロングドライブが必要になる。札幌から美深までは高速で行けるが、そこからは山越か日本海側のオロロンライン。
時間が許せば車での往復は途中で道央圏のスポットなどを立ち寄り、観光できるメリットがあります。
札幌からJRで稚内へ
特急「宗谷」で5時間10分 料金はR切符利用で往復1万3千円程度
日本最北の地の見どころ
日本最北端の2つの岬
1,宗谷岬
北緯45度、サハリンに最も近い人が立ち入れる日本最北の地。周辺には間宮林蔵の像やモニュメント・灯台などがある。
2,ノシャップ岬
宗谷海峡に突き出たもう一つの岬。晴れた日にはドラマチックな夕日が望める。
水量90トンの巨大水槽のあるノシャップ寒流水族館は日本最北端の水族館でアザラシやペンギンもいるようです。
利尻島
白い恋人のパッケージにもなっている利尻富士こと利尻山。その絶景ポイントでもあるオタトマリ沼と仙法志御崎公園があります。
礼文島
美しい花が咲く浮島として知られる最北端の離島。花を観賞しながら二つの展望スポット(桃台猫台・桃岩展望台)で岩や天然記念物の花畑が広がります。
絶品グルメ
稚内
稚内副港市場の新鮮なカニを筆頭に鮮魚を楽しめる食事
利尻・礼文
ウニ丼をはじめとする新鮮ウニを使ったメニューは欠かせない。ホッケなどの魚介も絶品です。
現地観光モデルコースと宿泊
1日目
稚内着 宗谷岬→稚内市内(副港市場・稚内公園)
稚内ホテル 泊
2日目
稚内フェリーターミナル→利尻島観光
利尻島の宿 泊
3日目
利尻島→礼文島観光トレッキング→フェリー→ノシャップ岬→帰路
札幌駅からJRで稚内を往復プラン
JR札幌駅から稚内駅を特急(宗谷)で往復するプランでJR北海道の指定席往復割引切符(R切符きっぷ)を活用すると有効期間6日で13310円で往復できる。但し、途中下車はできないので要注意。
往路 JR札幌駅 7:30 ー JR稚内駅 12:40 復路 JR稚内駅 17:44 ー JR札幌駅 22:57 と1本/日の時間の制約があります。
観光にはやはり現地でレンタカーを借りて回るのがベスト。
札幌から車でゆとりの発着プラン
今回東京の友人と札幌の友人と3人旅することを考え、朝から私の車で最北の地へ向かい利尻島で宿泊、そこから翌日稚内を散策し、そのままオロロンラインを南下し留萌・増毛あたりで2泊目、ゆとりをもって新千歳空港から帰ってもらうというプランも考えました。参考願います。
1、東京の友人に札幌に前泊していただく
2、1日目 早朝7:00に札幌から出発 【所要時間5時間半】
3、稚内到着 14:00までに(フェリーの時間が未確定)車は稚内に置いておく
4、フェリーにて利尻に到着 夕方 利尻観光→ホテル・宿にて2食(2万円/人程度)
5、利尻(午前)→稚内(昼) 稚内観光
6、留萌・増毛方面へ 夕方周辺観光→2泊目宿泊(朝食のみ 1万円/人程度)
7、留萌・増毛 → 札幌 【所要時間2時間半】
8、札幌→新千歳空港 夕方の便にて帰郷いただく
まとめ
日本最北の街、稚内は年間平均気温が6.8°Cで夏のシーズンが観光に最適。もちろん名物のウニやボタンエビも夏のシーズンしか食べられません。
利尻・礼文の離島へは稚内からフェリーで移動(2時間弱)になり、旅客であれば数千円/人ですが車だと数万円/台かかります。島内を回るには車を利用しての観光が便利ですが、費用的には車は稚内に置いてフェリーで島に渡ったほうがいいようです。
現地へ車移動でなければやはり稚内でレンタカーを借りて移動するのが便利です。
後日、実際に日本最北端の地の旅に行って体験記を発信しますので、そちらも参考にしてください。
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