北海道に転勤・移住で初めて住む方のためのブログ

北海道にしかない食べ物の不思議6選

北海道の食品 グルメ

北海道にしかない製品や北海道ならではの特産品やお土産は数多くありますが、地場のスーパーには必ず定番として昔からあり決して道外では販売されていないもの、それでいて道民にとっては当たり前の食品を今回紹介したいと思います。移住者からしたら、見たこともない商品でも北海道では昔から当たり前にある商品なので是非トライしてみていただきたいものです。

ガラナ

製品名自体、聞くのも初めての方も多いと思いますが、ガラナはブラジルの植物の名前でその実から抽出したエキスです。見た目は「コーラ」と同じ黒褐色で味はどちらかといえば薬品の臭いが残るドクターペッパーに近いかも知れません。いずれにしても滋養強壮に良い飲み物としてカフェイン・タンニンを多く含み血流を良くする飲料として飲まれてきました。

販売シェアは道南の小原という会社の「コアップガラナ」が占めていますが、もともとキリン他多くの飲料メーカーからも製造販売されています。

何故、北海道以外のエリアでは普及しなかったかというと、1961年に日本コカ・コーラが輸入自由化を受けて日本全国の市場にシェアを伸ばし続け徐々に生産する会社が減っていったようです。

では北海道でこの「ガラナ」が定着した理由はコカ・コーラが北海道に上陸するのに3年かかったことと、北海道民が寒さのため味の濃いものを好むという性質のせいだとも言われています。

ソフトカツゲン

1956年から北海道で飲み継がれているカツゲンですが、現在青いパック入りの乳酸菌飲料『ソフトカツゲン』で味はそんなに甘くなく、フルーティーな味わいで乳酸菌飲料の割には後味がさっぱりしています。

製造販売しているのは「雪印メグミルク株式会社」でもともと軍隊からの要望に答えて乳酸菌飲料「活素(カツモト)」を上海で供給したのが始まりです。カツゲンは活力の給源という言葉からきています。

味はヤクルトのようでヤクルトではなく、カルピスのようなものでもありません。しっかり味は有るのですが後味はさっぱりしています。普段飲んでいない道民も、時々無性に飲みたくなるようです。

乳酸菌飲料・カツゲン

リボンナポリン

リボンナポリンはサッポロ飲料(現ポッカサッポロフード&ビバレッジ)から販売されている北海道限定の炭酸飲料で100年以上の歴史のある製品です。発売当初はブラッドオレンジの果汁を使用していたようですが、現在はオレンジ味ではないのですがオレンジ風味です。似通ったオレンジ色ということで地中海の「ナポリ」や「ナポリタン」から名前が由来しているという説もあるようです。もともとリボンシトロンの姉妹品で無果汁で、鮮やかなオレンジ色にはかつて虫を使った天然色素「コチニール色素」を使用していましたが、現在では植物性の「パプリカ色素」が使用されているようです。

味自体はやはりオレンジ感はなく、炭酸が強めの柑橘系の炭酸飲料といった感じです。

炭酸飲料

めんみ

北海道の調味料(めんつゆ)は『めんみ』といわれています。大手キッコーマンから発売されておりスーパーでも幅広く扱われており、道民であればめんつゆといえば『めんみ』だそうです。

めんみはかつお節、煮干し、昆布、サバ節、ほたてと北海道ならではの素材の出汁を組み合わせてできています。そこに「本醸造しょうゆ」と「まんじょう本みりん」を合わせて製造しているようです。そのため「めんつゆ」としての使い方だけではなく、コクのある料理の味付けにはもってこいのようです。

めんみの特長としてはめんつゆとしては珍しい5倍濃縮であり、しょうゆのように卵かけご飯や納豆ご飯にかけて使う道民も多くいます。これだけの素材を使っただし汁のため、めんみを使ったレシピも数多くあるようです。

めんつゆ

みよしの餃子

「みよしの」というのは札幌で多店舗展開している餃子とカレーのレストランです。

カレーと餃子というと一見合わない組み合わせのようですが、意外としなっとしたこのみよしの餃子がカレーに合うのです。札幌に来たならば是非みよしの餃子の店舗で食べていただきたいのですが、今回紹介したいのはその中の『みよしのぎょうざチルド』です。専門店の味を家庭の食卓でというコンセプトでスーパーマーケット販売用に開発されています。

味は冷凍餃子と比較すると「 しなっとした 」くせのない独特なぎょうざです。そのためカレーや鍋料理にも合います。

松尾ジンギスカン

北海道ではジンギスカンは道民食になっていますが、決して他の焼肉とは一線を画しています。その代表的な例が札幌で有名な味付きジンギスカンです。松尾ジンギスカンは滝川市本社で札幌近郊に8店舗あり、関東にも進出しています。北海道にある有名なビール園で出される味付でないジンギスカンと違うのは独自の果実と野菜の生たれを事前に肉につけ込まれており、秘伝の香辛料で自然の甘味と酸味にこだわっています。

他にも長沼ジンギスカンやかねひろジンギスカンなど地域によって独自の味付をしたジンギスカンが売り場にあります。基本冷凍になっているものが多く、味付派の方は是非いろいろ試していただきたい。

なお、羊肉には子羊のものを「ラム」といい成獣のもには「マトン」といいいます。ラム肉のほうがクセが無く柔らかいといわれていますが、クセのあるマトン肉を好みこだわる人もいます。

ジンギスカン

まとめ

今回紹介した食品は北海道にしかないと冒頭からお話ししてきましたが、最近では北海道というだけで良く売れるということもあり、北海道限定とはいうものの実は全国の百貨店・スーパーのフェアや特設コーナーで販売されていることもあるようです。もし本州でこれらの製品を見かけたら是非お試しください。

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