北海道に転勤・移住で初めて住む方のためのブログ

札幌生活で雪が降るまでに生活シーンごとに準備するべきこと

そりで滑る子供 北海道

北海道(札幌)で生活することになると、本州とは違い厳しい寒さの冬が来るまでに必ず準備しておくべきものがあります。いろいろなシーンで無いと困る物ですので、初めて北海道の冬を迎える方は是非参考にしてください。

衣(服装)・靴

冬の服装は当然防寒が必要ですが、まず屋内と屋外ではまるで違うことを想定ください。

ダウンコート

つまり屋外では当然薄手のコートよりもしっかり防寒できるダウンが重宝します。しかも必ずフードが付いているほうが望ましい。

何故なら雪が降ると傘をさすことはほとんどなく、フードがあれば気温が低いので払ってしまえば対応することができるためです。防寒はファッションより実用が優先します。

一方、屋内では後に触れますが北海道の住宅は完全に高断熱住宅でしかも窓も二重サッシでストーブを使用すると室内温度は30度ちかくまで上がることもあります。

そんな部屋で薄手のTシャツ、短パンで過ごす人も多いと思います。不思議なことにそんな温かい部屋でアイスクリームや冷たい飲み物を飲む方も多いようです。

冬靴

雪国には凍結した道を滑らず歩くため、厚い靴底で素材はゴムにガラス繊維を合わせた滑りずらい冬底の冬靴が必要です。シーズンになると道内の靴売り場で一斉に冬靴の品揃えが始まります。

道路が凍結する前に必ず冬靴を準備することをお勧めします。観光客も含め毎年多くの方が転倒して病院に担ぎ込まれるというシーンが見受けられます。

除雪は住む場所によって変わりますが、マンション等でロードヒーティングされていない限りは玄関や屋外駐車場前では雪かきは必須になります。そのためいろいろなツールが必要です。

雪かきツール

1、ママさんダンプ

ある程度の量の雪を除雪するためにこれが役立ちます。

2、雪払いのためのスノーショベル

使用場所や用途によりさまざまな大きさ・素材のショベルが必要になります。

3、屋根の雪落とし棒

北海道の戸建ての家は屋根の雪はヒーターで融かす方式が多いですが、年によって雪の降り方により屋根に雪庇(屋根の端に雪がせり出す状態)ができます。そのまま放置すると落雪などの危険がありますので雪庇が大きくなる前に落としておく必要があります。

住宅はマンションでも戸建でも高断熱住宅と2重窓が当たり前で、暖房が最も重要です。

灯油ストーブ

オール電化パネルヒーターやガスストーブなど北海道にもいろいろな暖房設備がありますが、戸建であれば暖房効果・コスト面からみても何と言っても灯油ストーブが欠かせません。

他のエリアとは違い灯油ストーブも屋内タンク型ではなく、屋外大型灯油タンクを設置します。

灯油タンク

部屋をストーブで暖かくするのはいいのですが、せっかく灯油ストーブが温めた部屋をさらに効率よく維持するために暖気を部屋じゅうを上下左右120度首振り循環させることができるサーキュレーターはお勧めです。そこまで高価なものではなく、夏場に扇風機代わりにも使用できます。

また、コロナ等ウィルス対策として部屋の空気の入れ替え循環としても効果があるようです。

とても役立つ1台なので是非この冬に使用検討してみてください。

サーキュレーター

車(雪対策)

車は寒冷地仕様(バッテリー容量などさまざまな仕様)でなければ冬のドライブは厳しい

下記の準備物は必須でタイヤショップ、ホームセンターやカーショップ等で購入できます。

スタッドレスタイヤ

雪が降る前に夏タイヤから冬のスタッドレスタイヤに交換します。

ここで注意いただくのはスタッドレスタイヤを購入するときは必ずホイールも合わせて購入下さい。年2回春先と冬前に夏↔冬のタイヤ交換が必要になるのでホイールとタイヤを脱着するのは逆に非効率・非経済的なのです。

昔から自分で交換する方もいますが、交換だけでも結構な作業なので近年はカーディーラー・カーショップやガソリンスタンドでも700円程度/本で交換してくれますので店舗での交換をお勧めします。中にはタイヤを有償ですが預かってくれる店もあります。

私はいつも車検でお世話になっているカーディーラーに予約して交換しています。予約しないと雪が降りだすと交換が集中するため半日順番待ちなんてこともありますので要注意。

ウインターブレード

雪の降らないエリアでは車屋さんでも知らないのが雪用のワイパーブレードです。これはスタッドレスタイヤと同様にこれが無いと雪の日は走れません。何故なら通常ワイパーだと雪が付いて凍るとワイパーが拭かなくなり、視界がとれません。そのため雪国では安全運転のため必ず雪用の冬ワイパーに交換します。

カーディーラーではタイヤ交換時に交換取付してくれる店舗もあります。

その他ツール

1、寒冷地用ウインドウォッシャー

ウインドウォッシャーは本州ではほとんど関心なく、切れれば水でも入れておく方も多いと思いますが雪国ではそれはいけません。必ずマイナス30度以下の対応ウォッシャー液を原液で入れておかないと厳寒地ではタンクを凍らせてしまいます。雪は雨以上に視界を確保するのが難しく、ウォッシャー液なしでは非常に危険です。

それゆえに解氷剤も含め常備が必要です。

2、スノーブラシ

車を駐車すると大雪の日は30分もしないうちに車には雪が積もってしまいます。当然そのまま発車はできませんのでフロントガラスはもちろんのこと、車のボディー全般の雪を落とす必要があります。

それを手袋があったとしても手で落とすことはできないので、スノーブラシも必須です。

スノーブラシ

3、スノーヘルパー

これは冬シーズンの終わりに雪が溶けだす時期に使用します。道路の雪が解けだすと車のタイヤがスタック(埋もれてはまってしまう)する場面が多く見られます。特に除雪のない中道でいったん雪道にタイヤをとられるとなかなか自力では脱出することができません。

こんな時のためにスノーヘルパーがあり、駆動輪にヘルパーを差し込み雪道から脱出します。

スノーヘルパー

まとめ

北海道は何をするにもコストが安く住みやすい面もありますが、その反面厳しい冬に対応するために身に着けるものや暖房費用、車の維持費用も予想外にかかることも覚悟しなくてはいけません。

ただそれを差し引いても住み心地は国内で一番だと私は思います。

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